お菓子の作り方を学ぶ

お菓子の作り方の学び方について考える事が多い。カリスマパティシエと呼ばれる人の登場以来、菓子の作り方を学ばせる学校が増えた。それはそれで結構なのだけれど、10年来、一生懸命に菓子の作り方を研究してきたパティシエ志望(周りの人はそう呼んでくれるけれど。)としては、「素人が少し菓子の作り方を学んだら人気絶大のオリジナルケーキが出来ちゃった」なんて声も聞かれる恐ろしい時代になったと思う。菓子の作り方の起源なんて古すぎて定かじゃないけれど、13世紀のヨーロッパには既に菓子の作り方レシピの原形が記録されているらしい。そんなに昔から人の心を魅了して病まないのが菓子の作り方なのだ。黎明期、菓子の作り方は、むしろ甘味(糖分)を補給させる滋養食だったとも言われている。そんな深さに惹かれて入った業界なのだが。

菓子の作り方のアドバイス

菓子の作り方というと、和菓子であれ、洋菓子であれ、とても細工が細かくて、しかも手が抜けない。食事の調理にも醍醐味はあるが、菓子の作り方ならではの醍醐味もあるのだ。この間、親方(もう60近い)がカラメルの作り方を力説していた。今更と思ったものの、やはり菓子の作り方は奥が深い。砂糖を熱して沸点に到達させりゃいいってもんじゃないのだ。それも含めて分かっていたが、やっぱエースパティシエと呼ばれる親方の持論は凄い。洋菓子の作り方の初歩みたいなメニューでも3時間もしゃべれちゃう。やっぱパティシエ人生35年超は伊達じゃないのだ。カラメルの作り方は、素材となる砂糖選びはもちろんの事、バーナーに載せるパンの大きさ(これ、熱のまわりを考えると大事)、パンのゆすり方なんかで、出来上がりのカラメルのコクが全然違ってくるのだ。単に菓子の作り方の初歩となめてはいけない。

菓子の作り方の前に心得を

菓子の作り方でもう一つ。攪拌だ。いろんな場面で登場する攪拌。すこし範囲を広げて混ぜるという所まで考えると、本当にこれまた奥が深いのだ。単純であればあるほど、菓子の作り方は難しいというのが、くだんの親方のお言葉。確かに単純な部分ほど、できるパティシエは手を抜かない。菓子の作り方はむしろ単純だからこそ芸術性・創造性が上がると思う。見た目や色彩の部分は別のアートだ。むしろ最高の菓子の作り方をマスターしたら、「目を閉じて味わってもらいたい」とも思う。香りは味の一部としても、やはり菓子の作り方に15年からかけてきた私としては舌でこそ見極めてほしいのだ。で、攪拌だけれども、これが部屋の湿度や温度にも気を使うようになってから随分と上達したとお褒めを頂いた。実際に素材の混ざり具合が味を決める菓子の種類も多く、湿度や温度がどれ程にと思うかもしれないが、確かにキメが細かくなるというか、円やかになるように味は変化する。菓子の作り方は、見た目の艶やかさだけでなく、こんな地味な部分も学んでほしい。

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